添乗員の雑談⑱ 日本初のバイキングレストラン
こんにちは。
今月半ば、コスモツーリストを少しお休みさせていただき添乗に行ってきたSWAN🦢平山です。
「添乗に行った」と言っても、都内の帝国ホテルでのセミナーとパーティーのアテンドでしたので遠出をしたわけではありませんが・・・
さすが帝国様。何をとっても超一流でした。
こちらは正面玄関に置かれた1000本の赤薔薇プリザーブドフラワー。ホテルの顔です。
この帝国ホテル、実は日本で初めてバイキング形式を提供したホテルです。
「バイキング」は、肉・魚・野菜などの各種料理を食卓に並べ自由に取り分けて食べる北欧の伝統料理「スモーガスボード」に端を発します。
今から半世紀以上前の1957年、新館建設に向け新しいタイプのレストランを模索していた当時の帝国ホテルの社長が北欧で出会ったこのスタイルに着目し、料理人に命じて日本風にアレンジさせ、翌1958年に帝国ホテル内に「インペリアルバイキング」をオープンさせました。
「バイキング」と名付けた理由は、当時、北欧の海賊を題材にした大ヒット映画「Viking」内で海賊たちがガツガツと美味しそうに食事をするシーンがあり、「好きな料理を好きなように取って食べる」という新しいレストランのコンセプトとイメージが合致したからだそうです。
そして、創業から50周年を迎えた2008年8月1日、帝国ホテルは8月1日を「バイキングの日」と定めました。
創業65周年を過ぎた今、レストラン名は「インペリアルバイキング サール」となっています。
お値段は、
朝食@6,100円、平日ランチ@12,000円、平日ディナー@17,000円・・・・
はい!帝国様価格!
なお、このスタイルを「バイキング」と呼ぶのは、このように「インペリアルバイキング」から日本中に浸透しましたが、これは日本独自のものです。
海外では「buffet(バッフェ)」と呼びますので、海外旅行の際はお気をつけください。
今回の投稿ついでに、日本発祥あれこれ。
「ナポリタン」は日本独自のお料理で、横浜のホテルニューグランドが発祥ということは有名ですが、ドリアやハンバーグも同じくニューグランド発祥のようです。
それから、「ミートソース」も日本生まれのお料理で、発祥は何とわたし達の住む新潟市の「イタリア軒」!
*諸説あります。
それではまた!